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犬の國 西へ 最終話(サナダテ)
2010-02-02(Tue) 22:22
拍手下さった方、ありがとうございます!



↓一区切りです。
 左近と慶次を送り出し、政宗は幸村と共に屋敷に戻って来た。まだ色々に忙しく、幸村は自分の屋敷を持っていなかった為に、政宗の屋敷に間借りするように暮らしていた。左近も同じように政宗の屋敷に住んでもいたし、幸村の性質を考えれば、ひとつ屋根の下に暮らしながらも主従という垣根を超える事はまず無かった。
 お互いに思いを通じ合い、身も心も確かめ合った仲ではあったが、幸村は今までと同じように政宗に臣として接し、政宗もまた主として幸村に接していた。幼く不器用な二人には、指先一つ繋ぐ事さえが覚悟のいる事だった。
 左近が上野に着けば、交代に小十郎が越後に来る。そうすれば、二人きりにいる事などは出来なくなってしまう……。
 政宗は屋敷の門を潜ると、少し後について来る幸村を振り返った。
 寒い冬の朝に、幸村の吐く息が白かった。凛々しい眉の下で、誠実な瞳が政宗を見詰めていた。政宗が振り向かなかったとしても、この瞳は政宗の背を見守り続けていたのだろう。その瞳には、恋に浮かされたような色は見えなかった。だが、それで不安になる政宗では無かった。これが真田幸村なのだ。恋を胸に持とうとも、忠義の心に偽りはない。政宗も幸村の質を知っていた。
「幸村」
 政宗が呼ぶと、幸村が政宗の前に片膝を突いた。
 これから、政宗も幸村も更に忙しくなる。三成が常陸と下総を取ったならば、否も無く南下の政策を取る事になる。慶次が利家を伊達の陣営に連れて来るにしても、それ以上に武将を雇い入れ無ければならなくなるだろう。その為にも、佐渡の金山、越後の石高の検地を急がなければならない。春までに、為さなければならない事は山と積まれていた。羽前を取った時のように、少しのんびりとする事も叶わないだろう。
 嬉しい事ではある。政宗の天下に向かって、一歩ずつが確実に刻まれているのだ。
 政宗の前に膝を折った幸村も、多くを望むような事はしなかった。それを思いもしないのがこの男だった。政宗と割りない仲になったなら重職に就く事も容易い事、所領を望む事も出来た筈だ。だが、この実直すぎる男は、そんな事を考えてみた事も無い。今も、自分の思いが政宗の重荷にならないだろうかと案じているほどだった。
「今朝は取分け冷え込むのぅ」
 幸村は政宗の言葉に顔を上げた。冷えると言うならば、こんなところに突っ立っていないで屋敷の中に入ればいいのだが……、政宗は幸村の前に立ったままだ。
 じっと見上げていると、政宗の眦に朱が浮かんだ。少年らしい政宗の顔に、じわりと滲みだすように色香が漂った。主従という間柄では、決して醸す事の無い濃密な関係が浮かび上がった。
 幸村の頬も熱くなった。側近くに仕え、政宗を支える事は幸村の喜びだ。だが、幸村も生身の男、恋しい相手の側にいて、肌身の熱を思わない程老成しているわけでもない。
 あの時の政宗の愛らしさ、愛おしさを思い出すだけで、体の芯に熱いものが込み上げてくる……。主としての政宗を前にして、そんな事を考える自分を幸村は恥じていた。
「幸村…」
 政宗も抑えていた思いだった。政宗には抱える家臣もある、新たに自分の元に降ってくれた武将もある。その者達に恥じるような行いは出来なかった。戦場に赴いても、幸村の息遣いを鼓動を近くに感じて、何も思わずにはいられなかった。
 幸村の眼前に、政宗の手が差し出された。朝の冷気に紅くなった指先が、幸村の目に艶めかしく映った。
「冷たい…ですね」
 政宗の手を取って、幸村は両の手に包み込むと息を吐きかけた。
 白い呼気が、政宗の指先を僅かに温めた。
 温めるそばから、冷たい空気に冷やされる政宗の指。……家康に立ち向かう事は、凍えた政宗の指を温めるのと同じようにもどかしい事なのかもしれない……。幸村は無心に政宗の手を温めた。取るに足らないような出来事も、二人の絆を育む力を秘めている。徳川に立ち向かう事も、不可能と諦めない心さえあれば開ける道なのかも知れない……。
「幸村の手は……温いのぅ…」
 政宗がもう一方の手を差し出し、幸村の手を包み込んだ。
 僅かな、本当に僅かな積み重ねが、二人の夢の種を結ぶ道になる……。
 幸村は政宗を見上げて頷いた。
 ……約束します。貴方の手が決して冷たくならない事を………。人に聞かれれば笑い飛ばされるような、ちっぽけな約束だった。だが、この男はそれを積み上げて城壁を作ろうとしている。政宗の手を守る約束、そんなちっぽけな事でも、その一つを守る事が出来れば次が繋がる。
 小石を積み上げる事を、徒労と思う者もあるだろう。だが、どれほどに堅牢な堤であろうとも、蟻の作る小さな道に決壊する事もある。
「政宗様」
 政宗の手を握り、幸村の瞳が真摯な色を浮かべて誓った。
 命に代えても、貴方を守りぬきます……。
「幸村……」
 政宗の隻眼もその瞳に誓った。
 命が果てるその時も、この手を放しはしないと……。 
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