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野茨
ゲーム系ヘタレ日記と妄想の日々です 女性向けのよこしまな二次創作を含みます。 お嫌いな方は、お見逃し下さい。





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オロチ学園番外: 朧桜宵 (チョコトン)
2010-04-09(Fri) 20:40
拍手下さった方、ありがとうございます!


↓甘えんぼ夏侯惇です
 張コウは背中に乗った重みをそっと揺すり上げた。
「元譲殿、まるで吹雪のようですね」
 ピンク色の小さな花弁が、張コウの周りを舞っていた。新円の月の光は蒼く、街灯も無い夜道にはもくっきりと二人の影は落ちている……。二人と言うのは語弊があるかもしれない。夏侯惇は張コウの背に負われているので、影は大きな一つだけだった。
「折角の宵だと言うのに……眠ってしまっては勿体ないでしょう」
 桜の花びらの愛らしさも、月明かりの美しさもお構いなしに背中で鼾を掻いている夏侯惇に、張コウは溜息を吐いた。
「…貴様は俺を負ぶって帰るのが嫌なのか…?」
 すっかり寝入っているように思えた夏侯惇が、張コウの首に回した腕を締め上げるような真似をしながら言うと、
「いいえ、貴方を負ぶって帰れるなど、光栄としか言いようがありません」
 張コウは嬉しそうに答えた。
「ただ、…この美しい宵を、貴方と楽しみたかったのですよ」
 夏侯惇は見かけによらず酒に弱い。弱いのだから飲まなければいいのだが、酔うとその辺にある棒きれを持って剣舞を舞ったりするので、皆が面白がって飲ませるのだ。しかも、その辺にある物を手当たり次第に持っているだけなのだが、夏侯惇の剣舞はかなり様になってしまうのだ。ただ勇壮と言うのでは無く、ほんのりと酒に染まった目許は紅を刷いたようで、何とも言えない色香があった。夏侯惇の剣舞を目当てに、謝恩会に出る父兄までいるほど、その舞い姿は美しかった。張コウも勿論そんな夏侯惇を見る事は嬉しいのだが、出来れば自分だけの為に舞って欲しいと思っていた。それでなくとも夏侯惇は生徒にも父兄にもファンクラブがあるほどなのだ、気が気では無い。
「…俺はお前の背中を楽しむからいい……」
 そう言った夏侯惇は、張コウの首にしがみ付いた。普段はこうした態度を見せる事の無い夏侯惇が、無防備な姿を晒すのは自分だけだと思うと、張コウはこれもまた捨てがたい役得と思ってしまう。
 夏侯惇は曹操の従兄弟にあたるのだが、気さくでさっぱりとした気性の為に仲のいい教師も多くいる。だが、そのフランクな態度だからこそ皆が踏み込めないような所があった。
 誰彼と無くいい顔をしているわけではないが、自分だけが特別になる事は難しいだろうと皆思ってしまっていた。曹操や夏侯淵はやはり身内と言う特別な印象を与えるが、その他の相手には誰にでも同じような態度で接する為に、逆に夏侯惇と特別親しくなるのは難しいように思われていた。
 そんな中で、新体操部の指導の為に来た張コウは不躾とも思えるような馴れ馴れしさでいつの間にか夏侯惇の隣と言うポジションをものにしていた。
 何の行事であろうと打ち上げであろうと、張コウは常に夏侯惇の隣にいるようになった。張コウが何かの用事で遅れ、誰かが夏侯惇を挟んで座っていたとしてもいつの間にか夏侯惇の隣の椅子を手に入れて、今までは夏侯淵の役目だった酔い潰れた夏侯惇を送ると言うポジションも手に入れていた。それは夏侯惇本人でさえ気付かないうちに、いつの間にか夏侯惇のいる所には張コウの姿があり、張コウが見えなければ夏侯惇が探すまでになって行った。
 姿は優しく美しい張コウだが、自分の目的を遂げる為にはどのような努力も惜しまない。無様とも思えるような事も、愛する者の為であれば厭わない。それは彼なりの美学なのかもしれなかった。容姿の印象とは裏腹に、張コウは非常に狭義に篤い性質のようだった。
「そんな可愛らしい事を言われると、真っ直ぐ帰るのが惜しくなってしまいますね」
 ひらひらと散る花弁の中で、張コウはいつまでもこうして夏侯惇を負ぶっていたいと思った。誰をも受け入れているように見えて、実際に甘えるような相手もいなかった夏侯惇が、こうして自分には素の姿を見せてくれるのだと思うと、今舞い落ちる花弁よりも咲き誇る満開の桜の木よりも美しく大切なものに思えた。
「馬鹿を言え……。俺は早く帰りたい」
 夏侯惇が張コウの首に巻いていた手を前に差し出して、舞い落ちる桜の花びらを掴んだ。
「俺は眠いんだ」
 掴んだ花弁を、夏侯惇は張コウの頭の上に降らせた。
「早く家に帰って……、お前と風呂に入って寝る」
 花弁だらけになった張コウの髪をくしゃくしゃと掻き混ぜて、夏侯惇はまたその首にしがみ付いた。
「そうですねぇ、背中を流して差し上げますよ」
 張コウは夏侯惇の息がくすぐったくて、くすくすと笑いながら言った。
「頭も洗え」
「いいですよ。私のシャンプーで洗って差し上げます」
 足も洗えと言う夏侯惇に、張コウは歩き出しながら返事を返した。
「腕も顔も洗え」
 張コウの歩くのに合わせて足を振っている夏侯惇がそう言うと、張コウは益々笑った。
 ……ああ、貴方は本当に可愛らしい方ですね。張コウは夏侯惇の体を揺すり上げ、少し足早に家に向かった。
 まるで空に浮かんだ真珠のような月よりも、甘く春の香に舞い振る桜よりも、張コウには夏侯惇が一番に美しく愛しい者だった。 
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